千葉市?
見知らぬ街に研修を受けに行く。
なんらかのスポーツ研修のようにも見える。
大きな施設。
駐車場に車を停めて施設の中に入る。
多くの人が並んでいる。
何かの研修が始まるのを待っているようだ。
「いつになったら普通のご飯を食べさせてくれるんですか?」
知らない女が係の男の後ろを、半泣きで苦情を言いながらついて歩く。
何が起こったのだろう?
すると、その係の男の上司がどこからとのなく現れて、メニューを修正するよう係の男に伝える。
研修の食事メニューに不満が出ているようだ。
研修ルームに入る。
研修ルームは吹き抜けになっていて天井が高く、およそ二階分の高さがあった。
二階部分に床はないが周囲に人が歩けるような細い通路があって、落ちないようにフェンスが周囲を囲っていた。
体育館のような造りだ。
研修ルームには幾人かの人たちがいる。
アスリートとコーチらしき人たちが集まっていた。
僕はとりあえず研修ルームのわきにあったソファに横になる。
すると、急に研修ルームにいた人たちが「気を付け」の姿勢になった。
何が起こったのかと見ていると、研修ルームの二階部分から声が聞こえた。
フェンスごしに気さくに話しかけるアスリート。
何か大きな実績を残したアスリートだろうか、研修ルームがピりついた空気に変わる。
ふと我に返る。
ソファに寝ころんだままの僕も、ヤバイと思って起き上がり、姿勢を正し、上から話しかけてくるアスリートを見る。
どうも僕のことが見えてないのか、無礼な態度でも僕は怒られることはなかった。
引き続き、みんなはアスリートの話を聞いている。
ボクシング、いや、サッカー選手のようだ。
なぜ僕はここにいるんだろう?
ここは僕にとって場違いのようだ。
そこで、途中で退席にすることにした。
もちろん、退席しても怒られない。
やっぱり僕のことは見えてないのだろう。
そろそろ、この大きな研修施設から出て、家へ返ろうと思う。
車はどこに停めたかな?
とても広い。
まるで大きな工場のようにも見える。
迷ってしまったようだ。