誰かのコンサート?
ロックバンドっぽいけど、コンサート会場がしょぼい。
まるで学校の体育館のようだ。
観客としてそこにいる。
それほど盛り上がっているとも言えない。
別の場所でお祭りがあるようだ。
その祭りの準備をしないといけない。
そのことを舞台のロック歌手に伝えると、配線のようなものをうけとった。
これを町中に這わせて、提灯(?)の電源として使えというのだ。
早速仲間たちと配線を手にして、街中に這わせた。
どこの街だろう。
なんとなく上総一宮あたりのようにも見える。
国道沿いに北から南へ、配線を這わせていく。
あるところまでくると、配線から電気が通じなくなった。
一人の仲間が北の方で配線同士をつなぐ器具が外れたのではないかと言った。
僕はそれを聞いて、走って見にいった。
皆が期待している。
足は速い方だから、すぐに、その問題の場所に着いた。
そこには、お店があった。
客はほとんどいない。
お祭りは表通りだから、ここは裏通りのお店だ。
だから客がいないのだ。
暑いからとアイスクリームを買った。
すると、そこに一人の女の子がいた。
髪を後ろで結んでいた。
誰だかよくわからない。
女の子は、これからお祭りに行くのだという。
であれば、一緒に行こうということになり、表通りまで歩いた。
神社が見えてきた。
お祭りの場所につくと、人はさほど多くはなかったが、裏通りよりもにぎやかだった。
女の子は、こういう場所で一人で時間を潰すのが好きだという。
すると女の子が僕の膝の上に乗ってきた。
困ったな、配線を這わせないといけないのに。
いや、それ以前に、さっき買ったアイスクリームが溶けてしまうじゃないか。
僕の右手には、どろどろになったアイスクリームがあった。