古いマンションの一室にいる。
建物的には昭和時代の団地っぽい。
部屋の中はかなりボロボロだ。
このマンションの所有者は、大学時代の同級生のKだ。
Kと僕はその部屋で話しをしていた。
しかし、マンションはぐらぐら揺れて住めたもんじゃない。
ちょっと飛び跳ねただけでグラグラと揺れるのだ。
いつのまにか、3人でしゃべっていることに気が付く。
もう一人は妻のようだ。
「ほら、こうして部屋の中で跳ねただけで、床が抜けそうだし、ここはヤバイよ」
というようなことを僕は妻に言った。
すると、隣の和室の押し入れの前に、クライアントのNさんが立っていた。
どうしてこんなとこにいるのだろうと見ていたら、押し入れから大量の荷物が落っこちた。
もともと抜けそうだった床は、大量の荷物が落下したことで、ついに大穴が空いた。
そして、その大穴に、荷物もろともNさんは階下に落っこちてしまった。
大丈夫かなと不安になって見ていると、その大穴から犬が出てきた。
それをみて、きっとNさんも大丈夫だろうと胸をなでおろす。
急いでみんなでNさんを助け出そうということになった。
部屋には他にも人がいたようで、謎のオッサンが目の前に現れた。
そのオッサンは投資家のようだ。
そしてオッサンは、この400万円程度の団地みたいなマンションは、当時は良い投資だったと言った。
でも、今これを買ったらダメだとも言った。
このマンション所有者はKだと思っていたが、どうもこの投資家のオッサンの持ち物のようだ。
僕は、確かにKは、新しい別のとこに住んだ方が良いのではないかと思った。
もう、こんなマンションは捨てるしかないのではないか。
そんなことを思っていると、なぜか母親が現れた。
安くても品質の良い家に住み替えてゼロからやり直すというのも悪くないのではないか?
と母親に言った。
何故か僕がそのマンションを持っているような錯覚にとらわれた。
それよりもNさんを助けないといけない。
そして、この大穴を直さなくてはいけない。
そこで、まずは床の抜けた部分を修復しようと、穴に手を突っ込み荷物を引っ張り出そうとした。
すると、サラリーマン時代の同僚だったUさん?のような人が荷物をどんどんと引っ張り出してくれた。
しかし、引っ張り出した荷物の中に、僕の大学時代の学生証があった。
その学生証の顔写真が非常に映りが悪く、見られたくないなと思った。