自分の家だが、今の家ではない。
今まで住んだことがない家。
豪邸ではないのだが、たくさんの部屋がある。
その部屋の各所に黄色や緑に光った丸いアイコンがある
それをクリックすると、部屋にまつわる知識が照会される
色んな部屋に行って、アイコンをクリックして楽しむ。
こんなに楽しいことはない。
クリックするたびに沸き起こるワクワク感。
このたくさんの部屋、これは自分の家なのだ。
なぜ今まで気が付かなかったのだろうか、とても楽しみな家。
すると、そこには父と母がいた。（父は既に亡くなっている）
こんなに楽しい家に両親とそろって住めるなんて最高だ。
そんなことを考えるが、なにか違和感を感じた。
何かをしなければならないような、何か忘れているような感じ。
ふと場面が変わった。
ショッピングモールに来ているようだ。
東京駅のようなターミナルステーションと合わさっている。
そこにもアイコンが各所にあった。
それをクリックすると、何らかの知識が出てくるのだが、その内容はわからない。
わからないのだが、それが完璧であることはわかった。
どれも完璧である。
あまり感動はない。
ターミナルで人を探す。
誰だかわからないが、探さなければならない。
そのうち、駅に出た。
緑の山手線や黄色の総武線？
ターミナルだけに色とりどりのテーマカラーの駅が各所にある。
どの電車でどうやって帰ろう……？
そんな気持ちになって、駅を離れ、再びターミナルモールに行く。
ターミナルモールの中は高級志向なシアターがあった。
そこに予期せずして入り込んでしまった。
薄暗い空間で何らかの映画が上映されているが、それを見る人は少ない。
お酒を飲んだりしているのだ。
シアターバーのような感じ。
ふと金持ちそうな爺さんがタバコを吸っていた様子が目に入る。
その灰皿に置いた葉巻？を女が取って再び火をつけた。
そうすることで、その金持じいさんを誘っているようにも見えた。
ふと大学時代の同級生ではないかと思ったが違うような……。
気が付くと、モールの中の飲食店に出た。
そこには中学時代の同級生？がいた。
一度も話したことはなく、どういう人なのかも知らない女だ。
名前も同じようだから間違いないと思ったが、顔が少し違うようだ。
話を聞いてみたかったが、何者かによってその女は連れられて行った。
