学校だろうか。
この前ニュースでやっていた野戦病院だろうか。
イスラエル?
まるで地獄のような様子。
知っているような顔もいるが、誰だかわからない。
その時、瓦礫のようなものを積み上げて、高い塔のようなものを作る権限を僕は与えられた。
とにかく天にも昇ることができるほど、高く高く積み上げるのである。
人々の声に従って、高く積み上げる。
それは人々の望みであるのだ。
しかし、それは天には決して届かない。
やがては崩れてしまう運命にある。
僕はその塔を崩す権限を与えられた。
僕は、「割と軽い気持ち」で瓦礫の塔を崩すことを決めて、一気に崩す。
その結果として、多くの人が死んだ。
血が流れているのが見えた。
仕方ない。
でも、少し怖くなった。
あぁ、僕はなんてことをしてしまったのだろう……。
でも、こうするしかないので、気持ち的にはあっさりしている自分……。
しかし、ここを出る方法はないのだろうか。
僕は人々のため、というよりも自分のために出口を探そうとした。
恐らく、ここからこうやって行けば出ることができるだろう。
出口は見つかったが、なぜか人々はその出口からは出たくないようだ。