
住宅街にいる。
妻の運転する車の助手席に乗っているような気がする。
和菓子屋に買い物に来たようだが、ここは以前に来たことがある。
というか、この住宅街の十字路辺りも前に何度か来たことがある。
(しかし、この住宅街は実在しない。同じ夢を何度か見ている)
ところが問題に気が付いた。
和菓子屋に行きたいのだが、駐車場がない。
以前は、十字路の角に、3台程度しか駐車できない小さな駐車場に車を停めていた。
そこは今どき舗装されていない駐車場で、恐らく、駐車場ではなくただの空き地だろう。
困ったなと思っていると、いつの間にか車を降りていた。
妻はどこかに車を停めて、先に和菓子屋に行ってしまったようだ。
「いつのまに・・・?」
僕は、以前に駐車場があった場所辺りに立っていた。
十字路のずっと先にある和菓子屋の方を見ると、和菓子屋を隠すように大きな家が建っていた。
以前には存在しなかった新築の豪邸だ。
誰の家だかわからない。
実は、以前は空き地だったため、その空き地を歩いて和菓子屋まで向かっていた。
なぜなら、空き地を通った方がショートカットになるからだ。
でも、豪邸が経ってしまったのでショートカットできない。
フェンスに囲まれているので、敷地にも入れない。
仕方なく遠回りになるか道路を歩いて和菓子屋に行くしかない。
でも、坂道だし歩くのがつらいな…。
どうしようか迷っていると、見知らぬ家族連れが新築の豪邸のフェンスをよじ登っていた。
豪邸が建ってしまったのに、その家の荷をを横切ってショートカットしようとしているのだ。
家の人に怒られたり通報されたりするんじゃないのかと思ったが、平然と庭に入って和菓子屋に向かっていく。
それなら僕も真似しようと思って、フェンスをよじ登ろうとしたが、どうにもフェンスに手や足がかからない。
なぜか、フェンスを登れないのだ。
仕方なく、その場でち立ち止まった。
ふと、和菓子屋の名前と、メニューが頭に浮かんだ。
(目が覚めて忘れたが和風で漢字2文字の店名)
メニューの中では「ウイロウ」がとくに美味しい。
やっぱりこの和菓子屋は過去に何度か来たことがあった。
ところで、この消えてしまった駐車場には駐車するための法則のようなものがあった。
それが割と重要なのだが、あまり気が進む感じではなかった。