
大きな洋風の建物にいる。
学校だろうか?
中学校時代の友達が見えるが誰だかわからない。
彼らは大人になっていた。
しかし、そのうちの1、2名を見ると、どうも、うだつが上がらないというか、頼りなく見える。
その一人の男に注目する。
中学時代の同級生のHTに見えるが、しかし、霜降りのせいや?のような小太りで丸っこい小男にも見える。
結局、誰だかわらなかった。
彼は職を探しているようだ。
いや、職探しというか、厳密には、独立している。
その上で、何か商材を探しているようだ。
彼は、もう一人の別の(同級生っぽいが)見知らぬ男と会話している。
何を話しているのか聞こえてきた。
「ヤクルトは200本売っても食っていけない」
なるほど、どんな商材を扱っても、それらをたくさん売っても、お金にならないと言っているのだ。
そんなことはないと思うのだが、そうなのかもしれないし、よくわからない。
そこで、僕も彼に協力しようと、いろいろと商材を探してみようと思った。
いや、彼の近くで見守ってやろうと思った。
洋風の街並みを歩く。
この男について歩くが、この男は僕のことに気が付かない。
男は、何をやっても失敗してしまうようだ。
なにか助けることはないかと気に掛けるが、何も見つからない。
街並みを見渡すと大正時代のようにも見える。
大正時代の東京とか、そんな感じだ。
そのまま歩いていると駅が見えてきた。
駅からは見慣れた人物がスーツとコートを着て出てきた。
中学・高校時代の同級生のHIだと思った。
しかし、近づくにつれて顔が変わって、見知らぬ老紳士になった。
大正時代風のスーツとコートを着た老紳士は、ちらっと僕と目が合ったが、そのままどこかへ歩いて行ってしまった。
日が暮れてきた。
先ほどの男は、まだ良い仕事(商材)が見つからないのか、困っているようだった。
建物の中にその男の思い悩む姿が見える。
建物の外でその男を窓越しに見ながら、どうにか助けたいと思って頭をひねるが良い考えが見つからない。
すると、若い女性がこちらに近寄ってきた。
ここにはイモ虫がいるから怖いとかなんとか言ってるように聞こえた。
でも、女は怯えた感じではなく半分笑顔だった。
すると頭上に蜘蛛の巣のようなものがあることに気が付いた。
蜘蛛の巣は通常の形ではなくて、ハニカム構造のような模様で太く茶色い糸が張られていた。
手で蜘蛛の巣を振り払うと、蜘蛛の巣の中にポツポツと芋虫が這っていた。
気持ち悪いなあと思っていると、男が部屋の外に出て移動を始めた。
「死ぬしかない」みたいなことを言っているように聞こえた。
歩みをとどめて、路地に立って、どこか遠くを見つめて立ちすくんでいる。
自殺をする気だろうか?心配になる。
それでも助けてやる方法が見つからず、どうしようかと悩む自分。
すると場面が変わった。
河川敷のようなところにあるグランドでサッカーをしている。
緑色のユニフォームを着た人たちがいる。
誰かがボールを蹴った瞬間に動かなくなった。
オーバーヘッドキックをして頭を打ったようだ。
みんなが寄ってきて、ついに救急車のようなもので運び出された。
河川敷の土手かと思って見ていたら景色が徐々に変わって氷河のただよう海になった。
それを断崖絶壁から見ていた。
怖いなあと思ったら、断崖絶壁から落ちてしまった。
どうしよう!と思ったが、なぜか自分が落ちたと思ったら、誰か別の人が落ちていた。
さっきの、頼りない男だろうか。
もう一人、それを見ていた男が落ちた男を助け出そうと海に飛び込んだ。
助けた男は中学・高校時代の同級生STのようにも見えた。
落ちた男は無事助かったようだ。