森の中で何かを探そうとしていた。
それが何なのかわからないが、妻と一緒に探しているようだ。
深い森のように見えるが、その近くには道路、高速道路や鉄道が走っており県内のどこかのようだ。
森にはハイビスカスのようなオレンジ色の大きな花が咲いており熱帯のような雰囲気もあった。
その森は開発されようとしており、工事の業者も入っていた。
ただし、工事の業者はあまり良さそうな人たちではないことが分かった。
僕らは工事の業者が設置したであろうと思われる通路を走って通り抜けた。
ここを使っていることを工事の業者たちに見つかったらマズイことになりそうだ。
二人は森の中の舗装されてない道を走り抜けた。
その通路はあちこちの廃墟からパーツだけを拾って作られていた、ハリボテの通路だ。
そのため、何度もそこを通るたびに通路の壁や階段が痛み壊れていく。
手摺のついた壁は僕らが2回目にそこを通った時は既に傾いていた。
いつ壊れるかわからないから急がないといけない。
そして早く見つけないといけないのだ。
僕らはそれを見つけたかどうかはわからない。
でも、ちょっと休憩だ。
妻が横になって休んでいる様子を見て僕も休むことを決めた。
しかし、そこで休んでいるのが妻ではなく妻の妹さんたちのようにも見えた。
寝てる妻の顔を確かめたのだが、やはり妻のようで、僕は混乱した。
すると、どこからともなく妻の妹さんが出てきて、みんなで一緒に休めばいいのに、と言った。
それに妻のお母さんにも似ているからそこで寝ているのは妻なのだと言っている。
顔を見比べると確かに似ているが、でも見れば見るほど、眉毛も太いしまるで別人のようにも見えてきた。
結局、隣で寝て知らない女性だったらマズいから、休まずにずっと起きているしかなかった。
いつになったら探し物が見つかるのだろうか。