実家に、よくわからない工事の人が来た。
すると、そのせいで何かが実家にぶつかった。
工事の人が乗っていたトラックだろうか、なんだろうか。
少し離れてみると、実家がズレたことがわかる。
ダルマ落としみたいにぶつかった部分がズレていた。
階段も途中でズレた。
家の中では母が何かしゃべっていた。
ちょっとやかましかった。
「だまれ」といっても延々としゃべっている。
やむなく、弟と僕で母と戦おうとする。
すると、工事の人たちは家の屋根のアンテナの部品を外そうとしていた。
よく見ると怖い人たち(殺人・強盗の犯罪者集団)のようにも見えた。
じっと見ていたら、目が合ってしまった。
でも襲ってくるわけでもないし、殺そうともしてこない。
工事の人たちは、アンテナについていた部品がほしいみたいだった。
それさえ手に入れればあとはどうでも良いのだった。
ついに屋根の上から工事の人がおりてきた。
目が合っても、別に僕らに何も言ってこなかった。
屋根の上に何人かいるうちの一人は、チェックのシャツの弱々しい痩せた理系学生のような男だった。
この男とも目が合ったが、慌てて逃げる様子もない。
屋根の上には、がたいの良い中年男性もいた。
その中年男性は、屋根の上にいた暴走族風の男に「早く行け」と言って、先に屋根から下ろそうとしていた。