電車を待っていた。
すると、会社員時代の同僚が電車から降りてきた。
同僚はおかしな黒い服を着ていた。
駅のホームで近くにいる高校生としゃべっていた。
なんとなく電車に乗りにくい雰囲気になった。
同僚に何か声をかけなければと思ったからだ。
すると、同僚が「(ぼくに)気づかれちゃった」と高校生に向かって耳打ちした。
同僚は、ぼくが近くにいることを知って、ぼくの悪口を言っているようだ。
急に大きな声で驚いたりするから怖いとか、質問をやたらたくさんするからうざいとか。
そんなことは思い当たる節もないし、よくわからない理由だった。
困ったなと思っていると、弟が出てきた。
すると、なぜか同僚は弟の顔をこねくりまわしはじめた。
おかしな真似はやめなさいと言うと、同僚は怒りだした。
すると、先ほど一緒に電車に乗っていた三人のおじいさんがやってきて、同僚の失敗談を暴露し始めた。
同僚はホームセンターでアルバイトをしていたようで、おじいさんはその社員だ。
その話を聞いた同僚は、とても恥ずかしがっていた。
ぼくが「全部聞いたぞ」と言うと、同僚はもっと恥ずかしそうにしていた。
同僚は周りから「嫌なやつだ」と思われているということに、気がついてないみたいだった。