自分が、かつて生活していた部屋に戻ってきたようだ。
なぜか再び一人暮らしが始まるようだ。
また大学生に戻るのだろうか。
そこは大学に通っていた頃に住んでいたアパートのようだが、マンションのようでもある。
実際にはマンションには住んでいなかったが、明らかに住んでいた記憶と、その形跡がある。
机の引き出しを開けると大学に受かった当時、一人暮らしをするために購入したもののレシートのような紙切れが見つかる。
その時にAmazonらしきネットショップで買ったもの、何冊かの書籍と、部屋に飾るオブジェ。
実際には、そんなものは購入してないが、なぜか懐かしさがこみ上げる。
大学に受かって一人暮らしするためのマンションを決めて嬉しかった記憶。
しかし、この部屋は、何年も前のその時の、そのままの状態だった。
ピンク色のカーテンをひらくと東側は古いマンションで景色が見えない
立地の悪いマンションに住んでいたものだ。
南のカーテンを開くと地上5階当たりの景色が広がる。
窓の外は晴れた住宅街の景色が広がるが、その景色は日本ではなさそうだ。
窓枠には当時、干しっぱなしにしていた洗濯物がそのまま干してあった。
その洗濯物を見ると女性モノだった。
誰か見知らぬ女性の人生を追体験しているのだろうか。
外国の女性。
年月が過ぎすぎて、洗濯物(またはハンガー?)が劣化して溶けてしまったのかベタついていた。
しかたなく部屋の中に干そうと、それらを部屋の中にしまい込む。
ふと、窓の位置が実家に似ているなと思ったら、景色が突然に実家に変わった。
階段の方から声がするので、両親や弟が家にいる。
日曜日なのだろう。