東南アジアかどこかの国のマーケットのような場所にいる。
森のようになっていて、そこに、民家とお店が合わさった掘っ立て小屋が何軒も連なっている。
地面にはゴミがたくさん落ちている。
スラム街かと思うほど汚い。
でも、そこは日本のようだ。
昔の日本かと思ったがそうではないようだ。
僕はこの汚いマーケットで何かを探していた。
でも、それはどこのお店にも売ってなかった。
そのマーケットでは、おかしなものばかり売っていた。
呪われてるんじゃないのかと思うほど忌まわしい雰囲気。
仕方ないので帰ろうと思った。
どこへ帰る?
大学へ帰るんだ。
当時通っていた某大学へ行く道を探した。
しかし、大学へと続く道も見当たらない。
辺りを見回すと、地面に犬や猫、そして、ここのマーケットの店主の子供たちが寝転がっていた。
足の踏み場もない。
小屋の中から外に通じる道があるのだろうか?
そう思って、小屋の中を覗くと、「プライバシー空間を見るんじゃない」と、店主が怒った。
しかたなく、気の良さそうな店の店主に「大学への道はどこだ?」と聞く。
すると店主のオッサンは、「昔、そこへ行く道菅原文太があると聞いたことがある」と笑った。
早速案内してもらおうと思うのだが、フザけて冗談ばかり言って教えてくれない。
すると、忌まわしい空間に、菅原文太が現れた。
そこで、ロケをしているようだ。
ここにいてはいけない、ここはいてはいけない場所だ。
なんとなくそう思った。
すると、菅原文太が川口春奈をほめはじめた。
彼女は、すごい俳優だと絶賛していた。
この忌まわしい空間を断ち切ることができるみたいなニュアンスだった。