いつもの学校迷路。
いや、ただの学校のようだ。
やはり過去に来たことがある。
妻がいる。
妻が学校を案内する。
僕を職員室まで連れてきて、ここで待てと言う。
そこには教師らしき人たちが何人かいるが、自分が見えてないようだ。
正面では若い男性が仕事をしていた。
ふと左を見ると若い女性が仕事をしていた。
とても居心地が悪い僕は、ここを出たいと思った。
そう思いながらも妻が戻るまで出ることができない。
いつの間にか僕は職員室の誰かの席で思い切りいびきをかいて眠ってしまった。
隣の女性は僕が横で寝ていることに気がついているだろうけど、何も言わなかった。
気のせいか喜んでいるようだった。
ふと目が覚めた。
「妻はどこへ行ったんだろう?」
職員室を出て探しに行くことにした。
すると、職員室の出入口の所で、ピンク色のウインドブレーカー(ジャージ?)を来たメガネの痩せたオバチャン教師が体操座りしているのに気がつく。
「すみません、妻はどこへ行ったのでしょうか?」
そう質問するが、そのおばちゃんは全く無視して、半笑いで独り言をブツブツつぶやいていた。
声が小さかったのかと思って、もう一度話しかけるが、やはり半笑いで独り言をブツブツつぶやく。
イラっとする。
僕が見えてないようだった。