部屋探しをしている。
一緒にいるのは、父や母だろうか。
いや、仕事仲間のO氏だろうか。
親しい人たちと一緒にいるという感じがする。
どこの地域だろうか。
見慣れない場所で部屋(アパート)探しをしている。
1件目を見たが気に入らず、次は2件目を見に行くため、みんなで車に乗って走る。
ついたのは、商店街のような雰囲気の場所にあるテナント。
アパートというより出店用のコンテナハウス。
四角い箱が並んだ倉庫のような部屋が3つくらい並んであった。
そこにはアーケード、いや、歩道を覆うくらいの大きな庇(ひさし)がコンテナハウスから突き出ている。
しかし、ほとんど人がいない。
すると、とつぜん不動産屋が現れて言った。
「この物件は以前、犯罪に使われてましてね」
そう言われたところで、自分も他の誰も動じなかった。
とりあえず中を見ることになった。
コンテナハウスの扉は、よくある安っぽいアルミの両引き戸だった。
その引き戸を開けた時、ふと右の窓を外から見たら、カーテンが締まった気がした。
中に誰かいる?
そう思って中に入るが、誰もいない。
「おかしい、絶対に中に誰かいるはずだ」
そう叫んで、一緒にいる仲間たちも部屋の中を探すのだが誰もいない。
部屋の奥を見ると、ロッカーのようなものがあって、それを仲間が開けた。
すると中から見知らぬ眼鏡のオッサンが出てきて、にやにや笑っている。
どこかで見たような顔だが思い出せない。
しかし、勝手に賃貸物件に忍び込むなんて、常識はずれのやつだ。
僕は腹が立って早く出て行けとオッサンに言うと、オッサンは僕の方に向かってきた。
「キミは私がこういうものを持っているということも知らずに……」
そう言ってオッサンはズボンの右ポケットから拳銃を取り出して、笑いながら僕に突きつけた。
僕は後悔した。
あぁ、これで死ぬのか、または一生脅されて犯罪の片棒を担ぐことになるのか、と。
色々と考えて、ここはいったん謝り倒して難を逃れることにした。
「すみません、ほんとに、すみません」
オッサンは拳銃を突き付けながら笑っているが、少し油断したようだ。
僕は咄嗟に拳銃の銃口を両手でもって、ぐいっとオッサンの方に向けた
打てば死ぬのはオッサンだ。
少しだけ膠着状態が続いたが、再びすきを見てオッサンの指の上から拳銃を引いて、オッサンをやっつけた。
その時だった。
オッサンが出てきたロッカーのあたりから、オッサンの仲間と思われる人たちが数人現れた。
体のデカイやつもいる。
ヤバいとおもった僕は、オッサンから拳銃を奪って仲間に言った。
「逃げるぞ!」
そして皆で逃げる。
なぜかコンテナハウスは横に長くて、通路を延々と走って逃げる。
敵が追いかけてくる方を振り返ると、なぜか敵は小学生になっていた。
周りを見ると、なぜか小学校の廊下を走っていた。
追いかけてくる小学生は眼鏡の女子。
でも、ライフルのようなものを持っている。
仕方なしに拳銃で女子をやっつけて、持っていたライフルを奪う。
どんどん走っていくと、廊下に人だかりができていた。
なぜか廊下に警察が二人机を並べて座っていた。
さっと拳銃とライフルを隠して、そのまま走り去る。
しかし、まだ敵は追いかけてくる。