どこかのオフィスにいる。
見慣れないオフィス。
広くて大きなオフィスだ。
各部署にはいろんな人がいる。
ベンチャーなのか、歴史ある大企業なのかわからない。
なぜかオービックという文字が見えた。
会計ソフトを扱うIT企業なのだが、どうもITと言う感じがしない。
会議が始まった。
数人ほどの会議。
なぜか僕は新入社員ということになっていた。
大卒? それとも転職したのだろうか?
テレビで見たことのあるような顔の社長が現れた。
しかし、この社長はオービックの社長ではないのだが、同社の社長ということになっていた。
とても感じの良い気さくな人だ。
(目が覚めてから気が付いたが、この顔はまちがいなく「かつや」の社長だと思う。笑)
ところが、僕がある言葉を発した時、周りの空気が変わった。
事実を指摘されたことで不愉快になったようだ。
社長も、部署の社員も、完全に僕のことを敵対視し始めた。
入社したばかりで嫌われるのはマズイ!
そう思って必死で言い訳をする。
「事実を伝えた方が不要な気を使わないからラクじゃないですか?」
しかし、その言葉がまた火に油を注いだようだ。
周りの態度が変わった中で、仕方なく仕事をする。
予想通り仕事がやりにくい。
一人の意地悪そうな社員がやってきて、僕に何かを頼んできた。
そして、「そこの機械に足を入れてくれ」と言った。
しかしそれをすると、大きな機械が僕の足に落ちてきて、下手したら死んでしまう。
危険だと分かってそう言っていることを察したので、その社員を問い詰めた。
すると、たくらみを察知されて焦ったのか「だからどうした」と逆切れをしたので、頭にきてその社員をこれでもかというくらい叩きのめした。
「あぁ、やってしまった」
そう思って、もう二度とこういうタイプの人間を相手にしないぞと心に決める。
嫌がらせを淡々と回避しながらやり抜くしかないと思ってデスクで仕事をしていると、後ろから声がした。
困っている社員がいて、よく顔を見るとサラリーマン時代の同僚のYだった。
僕の方を見て、お前ならできるだろ、と言わんばかりに「このシャフトを取り出せ」と言った。
なんだ、この会社にはYがいるのかと仲間がいることに安心して、ほっとする。
ふと周りを見ると、50歳~70歳くらいまでの女性が清掃員の格好をしてずらっと並んでいた。
掃除のおばちゃん? なにやってるんだろうと不思議に思いながらその人たちを見る。
その日の朝のニュースで、白い服を着た複数のおばちゃんがずらっと並んでコーラスをしていた。