なにかの組織、スパイ?のような組織に僕は属していた。
反政府的なゲリラ的な組織?
大規模ではない小規模な組織。
僕は妻と二人で、アジト風の建物へ侵入した。
うしろから警察的な組織が追ってくるのが分かった。
僕たちはそれに気が付いており、彼らに見つからないように建物へ侵入する。
僕たちには仲間がいた。
しかし、仲間たちの何人かは足を洗おうとしていた。
すでに中枢メンバーの一人である(中年くらいの)女性は抜けてしまっていた。
妻は僕の部下のようだった。
僕が塀を超え高いところから飛び降りたりして建物に潜入すると、それを真似して妻がうしろからついてくる。
ちゃんとついてきているか気になり、ちょいちょいうしろを振り返る。
(だれか別の人の人生、前世を体感しているのかもしれない)
僕には、いや仲間たちには信条があった。
いまやっていることは決して犯罪ではないという信条だ。
これは正しいこと、やらなければならない事なのだ。
そしてそれは、お金を別の価値あるものに交換すること。
両替? いや、マネロン?
どう呼ばれようと、それは正当化されるべきものであるという認識を持っていた。
なぜなら、これをすると僕たちは金色に輝くのである。
この輝きが、大勢の人々の歓喜に変わるからだ。
そのために僕らはこの辛いミッションを実行するのである。