アパートの一室にいる。
一人暮らしのアパート?
僕はふらっと外出して、アパートに戻ってきたようだ。
玄関から入ってすぐにそのまま横になる。
傍から見れば、まるで酔っぱらって帰宅したようにも見える。
(ちなみに僕はお酒は一切飲めないし、そんな経験はないので別の人格かもしれない)
しばらく横になった後、ぼんやり目を開けると、部屋に誰かがいた。
背の高い若いイケメン風の男と、よくわからない人、そして高校生くらいの子供。
その子供の顔を見ると、まるで僕の子供かのように顔が似ていた。
3人と自分の関係性はわからない。
ふと僕は「ある人」のことを思い出した。
そして、その「ある人」の話を、背の高いイケメン風の若い男に話した方が良いと思ったのだ。
僕は部屋にいた背の高いイケメン風の若い男を呼んで話を始めた。
「ある人」とは僕の先輩のようだ。
何の先輩なのかはわからない。
しかし、僕はこの先輩のことをずっと前から知っていた。
(目覚めてから思うに、ずいぶんと昔の夢?で見たような懐かしい人物の印象)
イメージとしてはエレファントカシマシのボーカルの宮本氏だ。
先輩は若い頃、割と良い大学に入ったらしい。
しかし、いろいろと考えて(就職せずに?)フリーターなどをしたらしい。
結局、歌手? バンドマン? で食べていたらしいが、最近またフリーターに戻ったらしい。
先輩には貯金がそこそこあったようだ。
だから再びフリーターになったのかと尋ねると、そうじゃないらしい。
先輩は大学に入るため上京した際にショックを受けたことがあるそうな。
それは、東京がコンクリートばかりだったことだ。
30センチ四方のタイルの歩道のイメージが浮かんだ。
そして、世界から緑が無くなっていくのを憂慮したそうな。
だから、緑を増やすんだと決意したらしい。
30センチ四方のタイルの歩道の隅っこに芝生が植えられたイメージが浮かんだ。
どうにかしてちょっとづつ緑を増やしていく活動をするというのだ。
その話を、同じ部屋にいた背の高いイケメン風の若い男に話すべきだと僕は思ったのだ。
僕は玄関先で横になりながら若い男に「話がある」と呼んだ。
若い男は僕と目線を合わせるように横になり、肘をついて寝ころんだ。
僕が先輩の話をすると、若い男はうんうんと笑顔で僕の話を聞いた。