高架下の道を複数の人たちで歩いている。
遠足?
いや、通学?
中学生、高校生のような印象もあるけど、大人たちのようにも見える。
僕は杖のようなものを持っていた。
目が見えない人のような杖かと思ったが、よく見ると植木の支柱のようだ。
目はみえているので、身障者のふりをしているをしているのだろうか?
なぜ自分が杖を持って歩いているのか、まったくわからなかった。
どこへ向かっているのかもわからない。
僕は誰だかわからない人たちと並んで道を歩いていた。
すると、前を歩いている女性の足に杖(植木の支柱)が当たってしまった。
僕が謝ると、その女性はとても怒りだした。
長い髪を後ろで結んでいる小柄な女性だ。
大学時代の同級生Eに見えた。
彼女は自分は身障者だと怒りながら主張した。
しかし、どこが悪いのかは一見しただけではわからなかった。
それでも、身障者であることを盾にして、色んな理由を付けて文句を言ってきた。
謝っても許してくれそうもなく、どうしたら良いのかと思っていると別の女性がやってきた。
髪は短く仕事ができそうな印象の女性で、彼女は全ての事情をよく分かっていた。
彼女は、僕たちの前で、なぜ同級生Eに似た女性が怒っているのか、すべての理由を説明した。
Eに似た女は本当は身障者ではなかったが、新たにその基準を一つ増やして身障者認定されようとしていたのだ。
そして、彼女を筆頭に、新たな身障者団体を作って、圧力団体として活動することを目論んでいた。
このような者たちが増えているのだと仕事ができそうな女性は言った。