妻が運転する車に乗っている。
車は町工場のような謎のお店に入った。
手芸店?
1階は駐車場になっていて、工場?いや、お店は2階にある。
〇〇〇〇〇〇君津駅?
謎の看板がお店の壁に貼られている。
〇〇〇〇〇〇の部分はわからないが新しい交通機関のようだ。
その、君津?の駅ができるようだ。
車を1階の駐車場に停めた。
妻は車から降りると、植木鉢に植わった花を持って2階にあるお店に外階段を登っていった。
胡蝶蘭のように見えるが、茎が一本しかない。
葉っぱもほとんどなく、今にも枯れそうだった。
お店に持ち込むと、この花をリメイクしてくれるようだ。
そのお店は妻の知り合いのようだった。
僕は妻の用が済むまで、車で待っていた。
すると、トイレに行きたくなった。
1階の駐車場の奥にはトイレがあった。
しかし、妙な作りのトイレだった。
トイレのドアを開けると、広い空間。
右側に壁があり、その壁に入口の穴があった。
その穴から壁の中に入ると、梯子がある。
梯子で壁の上に出るとトイレがあるようだ。
メゾネットみたいな感じだ。
梯子の脇にはお釣りを乗せるトレイがあった。
そこには小銭がいくつか置いてあった。
トイレを使ったらお金を払う仕組みのようだ。
その梯子を登って壁の上に出ると壁の上にはポツンとトイレがある。
穴を出ると、出てきた穴をふさぐためのふたがあった。
ふたをするだけで鍵をかけることもできない。
ぼくと同じように梯子を登ってトイレに来る人がいたらどうするのだろう?
はち合わせてしまうじゃないか。
しかも、トイレは壁の上の広い空間にポツンと置いてある。
壁から下を見ると1階の様子が見える。
こんな開けっ広げで誰が入ってくるかわからないトイレで用は足せない。
しばらくトイレにいたが出るものも出ない。
しかたなくトイレをあきらめて、はしごを使わずに1階に飛び降りた。
すると、そこにはパイプ椅子に座ったじいさんがいた。
そこの店主の親のようだ。
トイレの番をしているみたいだ。
僕は爺さんに「結局トイレは使ってないです」と言って外へ出た。
爺さんはすごく怪訝な顔をして僕をにらんだ。
小銭を入れた方が良かったのかな?
外に出ると今度は妻の知り合いの店主のオバサンがいた。
僕はしかたなくオバサンに言った。
「すみません、トイレは使ってません。
でも、トイレで少し時間を潰してしまいましたからお金を払います。
いくら払えばいいでしょうか、言われた額をお支払いします」
そういうと、オバサンは訳の分からないことを言った。
「議会の承認が必要なはずですが、あなたは議会の承認を得られましたか?」