開発の現場にいる。
十数年前に勤めていた会社だろうか。
当時のメンバーがいる。
Nさんは嫌われ者だが、仕事はそこそこできる人だ。
部署内では、どの案件を受託しようか悩んでいるようだ。
「全角の案件」なるものがあり、それについて悩んでいた。
全角の案件はまだまだお金になる。
それを示すドキュメントを渡された。
当時のメンバーだったHさんが現れた。
もっとも仕事のできるメンバーの一人で、寡黙で優しそうな人だ。
僕はHさんにJAVAの案件をどうするか聞かれた。
JAVAの案件は、もうかなり昔にやっていたのでJAVA自体を忘れている。
自分がそれをこなせるかどうか不安だ。
Hさんは通路を通ってJAVAの部屋に案内してくれた。
どうも通路が親戚のおばあちゃんの家に似ている。
そして少し大きめの部屋に案内された。
そこにはJAVAの案件でできた成果物が大きなテーブルの上に配置されていた。
どうも最初に聞いた全角の案件というのはJAVAの案件だったようだ。
Hさんは僕に静かに問いかけた。
この案件どうする? 君ならやれると思うんだけど。