どこかに旅に来ている。
国内のようだが、どこだかわからない。
旅の仲間は2人ほどいて、一人はニューヨークの嶋佐だろうか。
いや、千鳥の大悟のようにも見える。
あと一人は誰なのかわからない。
ロケなのか撮影している人もいる。
ロケバスも近くでゆっくりとついてきている。
すると自転車が一台だけ用意された。
大悟が自転車に乗る。
なにか面白い仕草をするのだが、テレビ的に面白くないので、まったく撮影されない。
ついに夜中になった。
夜中でもロケは続いた。
自転車をこぐ大悟。
漕ぎつかれた大悟がついに機嫌を損ねたのか自転車を降りた。
そして、もう一人の旅の仲間と自転車を交代した。
その間に食事をとることになった。
道沿いの牛丼チェーン店に入った。
しかし、そこの牛丼店では牛丼ではなくてステーキを提供していた。
鉄板の前で店員が小さなステーキ肉を3つ4つくらい並べて大きなステーキに見せかけていた。
脂身を接着剤のように使って3,4つの小さなステーキ肉をくっつけていたのだ。
しかも、よくみると牛肉ではなくて豚肉のようだった。
これはインチキステーキだ!
店員にそのことを指摘すると、これが一番合理的で今「流行」の調理方法なのだという。
それを聞いて周りの人はなぜか納得した。
「流行」コンプレックスだろうか。
ステーキが焼きあがった。
これは、これから自転車に乗る人だけが食べることができた。
よって、大悟は食べることができない。
僕は(自転車にはのるつもりはないが)そんな大悟を横目にステーキを味見する。
美味しい。
可哀そうなので大悟に「食べるか?」と聞くと、大悟は「そりゃ食べるだろ」と言って勝手に食べ始めた。
大悟って実は嫌な奴なんだなと思う。