これは戦争だろうか。
それとも、国民同士の紛争だろうか。
または、暴力団の抗争だろうか。
規模からすると暴力団の抗争っぽい。
僕は何物かと争っていた。
いざとなればこちらが相手を殺さなければ、逆に殺されてしまう究極の状況だ。
僕はとあるマンション、いや団地のような中・高層の建物にいた。
そこには妻もいたが、悪い奴らが襲ってくるので二人で身構えていた。
ふとマンションの外を見ると悪い奴らの車が侵入してくるのが見えた。
車が見覚えのある高級車だったので、明らかに悪い奴らの車だ。
僕はバルコニーの手すりに立って叫んだ。
「誰か、警察を呼んでくれ!」
当然、この状況では警察などは来ない。
奴らはマンションの駐車場に車をとめて、上階へ上ってくるようだ。
僕は逃げ道を探した。
そしてバルコニーの手すりをつたって、隣の部屋に移動した。
そこは悪い奴らが基地にしており、たまたま宴会をしているところだった。
ここを逆に襲えば悪い奴らを退治することができる。
そう思ってバルコニーから部屋に侵入。
近くに鉄の棒(複数のシャッターを仕切る四角い棒)があったのでそれを手に取った。
僕に気がついた悪い奴らが襲ってくる。
そいつらの顔を見ると、芸人のスリムクラブ真栄田だった。
他の連中の顔を見ると、高校の時の同級生で、ちょっと悪ぶっていたやつらだった。
とりあえず、全員を鉄製の仕切り棒で片っ端からひっぱたいた。
頭を潰せば死ぬとわかっていたので全員の頭を狙い撃ちにした。
これでもかとひっぱたくが、敵はたくさんいた。
これじゃきりがない……。
でも、やらないとやられる……。
とにかく、とてつもない恐怖が僕を襲う。