ソムリエの田崎真也が現れた。
なにやら、楽器を切り替える装置なるものを使っている。
それは一見して子供のおもちゃみたいで、サイズもものすごく小さい。
どうも違和感があった。
「本当はもっと大きいのですか」
と聞くと、「そうだ」と言う。
すると、遠くからその様子を見て笑う人がいた。
笑ってるやつをよくみると、変なリズムで右足が動いていた。
なんだこいつは?
そのソムリエの田崎真也から、なぜかピアノを教わることになる。
指をこう置くんだと僕の背後から指をとりながら教える田崎真也。
しかし、どうも教え方が乱暴だ。
かなり腹が立ったのでブチギレようと思いはじめた。
しかし、プロに教わる機会はめったにないから我慢しようと思い直す。
そのうち自分も上達したのか、田崎真也から笑顔が見られるようになる。