大学にいる。
どこの大学かはわからない。
いつものように焦っている。
大学にいるのだが、既に卒業しており、特別にもう2年ほど在学している。
2年といっても大学院に通っているわけでもない。
聴講生だろうか。
とにかく単位の心配をしている。
しかし、既に卒業しているわけだから心配に及ばない。
にもかかわらず焦っている。
大学に通ったところで、勉強をするわけでもない。
ただ、単位を取るために通っている。
だから授業にも出ないのだが、さすがにそろそろ授業に出ないとヤバイと感じる。
よく考えるともう前期は終わったから、前期の単位はゼロだ。
後期だけで必要な単位を賄えるだろうか。
不安になる。
周りには大学の同級生たちがいる。
懐かしい顔ぶれだ。
同級生のひとり、Kがそこにいた。
結局、僕らは単位を取り終わったらどうするのだろうか?
働こうにも大学に長くいたおかげで就職も難しくなってしまった。
とりあえず、Kたちとルームシェアでもすれば生きていけるだろうか。
そんなことを考えていた。
すると、そこには小さな平屋の一軒家があった。
田舎の古い住宅街の中の広い土地にそれはあった。
どうもそこに住んでいるようだ。
そうだ思い出した。
医師として医院を開業すればよかったのだ。
庭の道路に面した部分を駐車場にできるじゃないか。
とはいえ、なんとなく気が進まない。
もやもやが残る。