学校のような場所にいる。
高校っぽい。
いつものように迷路のようになった学校校舎。
校舎から出ようと思っても、ショートカットはできない。
正しい順路で進まないと堂々めぐりとなる。
ふと気が付くと、校舎の屋上のようなところに出た。
野球をやっている。
高校の同級生たちのようにも見える。
楽しそうなので自分も参加したいと思う。
でも、一度家に帰ってから参加した方が良いと思った。
しかし、校舎から出ようと思っても、正しい順路で進まないと堂々めぐりとなる。
案の定迷って、月夜のカフェのような部屋に出て、「ほらやっぱり出られない」と思う。
しかし、困っていたら、瞬時に家に戻っていた。
迷路を解こうと思うと出られないが、戻りたいと思えば戻れるのだ。
(この原理、夢から覚めてから重要だなと思った)
家についた。
お風呂にはいって、着替えて再び学校へ行こう。
そう思ってお風呂に行くと、なぜか中学時代の同級生Uがいた。
なぜかUと一緒にお風呂に入る羽目になる。
しかし、昔のUは嫌な奴だったが、素直な性格になっていて安心した。
お風呂から上がり、高校の制服に着替える。
今は夏なのか冬なのかわからなかったが、冬のような気がして学ランを羽織った。
学校へ向かうと、高校の同級生なのか誰なのかわからない人たちがたくさんいた。
かなり抜け目のない人たちであることだけは分かった。
制服をロッカーに入れると、あっという間に制服が無くなっていた。
この教室の誰かに盗まれたようだ。
「やられた…‥」
悔しいと思いつつも、このメンバーでは盗まれても仕方がないのだ。
ふと見ず知らずの女子が話しかけてきた。
「保険に入りませんか?」
女子高生の格好をしているのだが、保険の勧誘員をやっているようだ。
まさに抜け目のない人ばかりだ。
もうここにはいたくないと思った。
なので、その女子に丁重にお断りして教室を出た。
ふと、これは天国か地獄かという疑問が浮かんだ。
そして、これは地獄だと思った。
一見して普通の世界(現実世界)のようなのだが、そうではないのだ。
堂々めぐりの地獄であることに気が付いた。
(いや、地獄とは堂々巡りの世界なのかもしれない)
すると、この地獄にチャレンジ(?)する人が現れた。
見た目はNHKの男性アナウンサーのようだ。(ニュースウォッチ9の人。笑)
お手並み拝見だ。
しかし、彼のチャレンジは失敗したようだ。
地獄チャレンジにあたり、彼には何かが足りなかったのだ。
(それが何かは思い出せない)
彼は血を流して倒れたが、実は死んでいない。
死んだように見えているのだが、彼は自分が死んだと思っているからそうなっただけだ。
彼は惜しかった。
あと一つ、そこに気が付けばチャレンジ成功なのに……。
そう思いながら、ニュースキャスターが復活するのを見守る。