
大きな建物の中にいる。
どこかの宗教団体のようだ。
最初、新興宗教のKではないかと思ったが、そうではなくて、キリスト教系の宗教のようだ。
国内なのか、国外なのか、現代なのか、過去なのか、はっきりしない。
ここは宗教団体の本部の建物なのかもしれない。
ある会議室にいる。
そこには過去の会計の報告のような書類があった。
それを見ると、貴重な資金を宗教幹部たちの旅行?に使ったことが書かれていた。
この資料は、あまり他人に見せてはいけないもののようだ。
すると同じ書類ではあるが、今年のものが見つかった。
その書類を見ると、件数は減ったが、やはり貴重な資金が宗教幹部たちの旅行?遊興費に使ったことが書かれていた。
しかし書類の下の方を見て驚いた。
なんと、資金の責任者が僕の名前になっているのだ。
僕は会計責任者なのだろうか。
すると部屋に幹部らしき50代くらいの男が入ってきた。
その男は、どことなく侮蔑するような笑みを浮かべながら僕に言った。
「どうした?騙されたとでも思っているのか?」
僕は状況がよくわからなかった。
でも、そのようなセリフを吐かれたということは、僕は少なくとも宗教団体に「騙された」ということは確かなようだ。
僕は男に「いま『騙された』と言ったな? やっぱりそういうことだったのか!」と確認した。
すると男は嘲笑ったまま何も言わなかった。
やはり、僕は資金について何も知らないのに、僕の名前が勝手に使われたということだ。
とんでもない宗教団体だ。
「こんなところ出て行ってやる!」
そう捨て台詞を吐いて教団の本部の建物を出る。
建物の中は広くて、階段を上ったり下りたりして、やっと出口までたどり着く。
その間、教団の人たちとすれ違ったが、ごく普通の人たちだった。
本部の外に出ると、そこは日本とは思えない街並みだった。
高台で、石畳の町。
バチカンだろうか?
日本にも思える。
でも、あまり古さを感じない。
ふと横を見ると、白い法衣のようなもの着た牧師?のような年老いた男がいた。
牧師のような見た目の老人は、教団幹部のようで、周辺を歩く教団の若手たちに説教をしていた。
「偉そうなことを言っているが、お金には汚いんだ」
僕は心の中でそう呟いて、その牧師を横目に、先を急いだ。
