二つに一つの選択肢。
どちらかを選らばなればならない。
それが何かはわからない。
そして、あまり大した問題ではない。
場面は高校時代のようだ。
高校の校舎が見えている。
授業が終わり、早く下校したいが、教室の中で野球のようなものが始まった。
なぜか、みんな席につきながら野球をやっている。
僕も野球が見たい。
僕の前の席には大柄な四番バッターが一塁手として席に座っている。
器用にも教室のみんなは、席に座りながら野球をしており、その様子を僕はずっと見ていた。
僕の近くでサラリーマン時代の後輩のOが席に座って野球を見ていた。
時計を見ると深夜の12時を回ったようだ。
そろそろ帰りたいがOはまだ席におり、僕だけ先に帰りにくい。
ふと隣の席に誰か座った。
よく見ると、小学生時代の同級生のMだった。
なんでオマエがいるんだ!とフザけて後ろからハグすると、かなりフケていた。
それを見て、自分もこんなに歳をとったのだろうかと考える。
ついに時刻は12時半になってしまったので鞄を持って帰ることにする。
なかなか帰らないOは学校に泊まるようだ。
僕はOに帰宅すると伝えるが、つれない感じでフーンと言う。
他の教室を見ると、この遅い時間に登校してきた女子がいた。
高校時代の同級生の女子のように見える。
彼女らは、わざわざ夜を教室で過ごすようだ。
校舎を出て車を探す。
確か僕は車で登校したはずだ。
しかし、車を停めた場所がわからない。
校庭を挟んで校舎の向かいにある部室の隣の(本来は存在しない)駐車場に止めたはずだ。
しかし、見つからない。
いや、そもそも、その場所に行けない。
その場所に行くための通路が崖のようになっていたり、途中かけの工事現場のようになっていて通れないのである。
困ったので歩きながら考えた。
すると学校の垣根沿いにその場所まで行こうと思いついた。
学校の周囲を歩けば、必ずたどり着くはずだ。
ところが、垣根と校舎の隙間には謎の配管がびっしりと張り巡らされていて通れなかった。
配管の隙間を潜り抜けようと思ったが、壊れた配管から水のようなものが漏れていた。
毒だったら怖いのでやはり別の通路を探すことにした。