古い洋館の廃墟にいた。
ボロボロで一部の床は底が抜けていたりする。
でも、廃墟という割には綺麗だ。
作られた廃墟?
そこには若い人たちがいた。
若い人たちは逃げまどっていた。
僕も一緒に逃げる。
大きなぬいぐるみが追いかけてくる。
中に人が入っているようには見えなかった。
ぬいぐるみが動いている。
廃墟の洋館、ボロボロだが綺麗、これはテーマパークのアトラクションだろうか。
僕は廃墟の洋館を、ぬいぐるみのオバケに見つからないように歩いていた。
ふとガレージに出た。
すると、リヤカーに原動機を付けたような乗り物がやってきた。
その原動機付リヤカーにはクライアントのISさんが乗っていた。
おしゃれな木目調のエアロパーツ?が張り巡らされているが、それは単なる原動機付リヤカーだ。苦笑
普段から感じの良いISさんは僕を見ると挨拶をして去っていった。
僕は自分の足元をみると、自分も原動機付リヤカーに乗っていることに気がついた。
でも、ISさんのように木目調のピカピカではなくボロボロだ。
再び廃墟の洋館を僕は歩き始めた。
床に穴が開いており、そこから下のフロアにロープが伸びていた。
ロープを伝って下のフロアに降りようとすると、ロープの先に女性が二人いた。
クライアントさんのRさんだろうか?
それとも妻の知り合いのUさんだろうか?
誰だかわからないが、よく見ると外人のような顔をしている。
とりあえずRUさんとしよう。
RUさんは僕が下りようとするロープの下から上へ登ろうとしていた。
僕はRUさんの邪魔にならないように降りようと思った。
でも、ロープは一本なのですれ違いができない。
RUさんは僕を見上げて言った。
「まだ接点を失いたくないからね。」
そう言って、二人はどこかへ行ってしまった。
再び、僕は廃墟の洋館を歩き出した。
すると、ついにぬいぐるみオバケに出くわしてしまった!
何の動物かわからないが、ゆるキャラの化け物のような印象。
目が大きく丸くて、口も丸くてひょっとこみたいに飛び出ている。
なんこれ?
僕は手に園芸用の緑の支柱を持っていた。
その支柱でぬいぐるみオバケをつつくが、支柱がぐにゃりと曲がってしまって役に立たない。
仕方ないので手で押しのけようとした。
すると、ぬいぐるみオバケはカッターナイフを取り出して、それを僕の手に近づけた。
僕はカッターナイフを押しのけようとするが、カッターの刃に手が当たりそうだ。
ギリギリのところで刃をよけて、なんとか食い止める。
なんだこいつは何者だ!?
ふと場面が変わって造成地に出た。
線路の近くの土地。
T埼の1丁目だろうか。S君の家の辺り。
そこには住友林業の家が建設中だった。
店舗併設だろうか、カウンターのようなものが付いている。
食べ物?
電気的な部品?
よくわからない変なものを売る予定みたいだ。
施主の気持ちが伝わってくる。
「完成が待ち遠しい。」
いつの間にか僕も家を建てた気分になる。