弟が千葉の館山に大きな家を建てることになった。
500坪以上ある広い土地には、もともと古屋が建っていた。
今は取り壊されているが、3つの大きな蔵だけを残していた。
その蔵をリフォームして家として住むとのこと。
西側には海が見えていた。
海沿いの土地はすべてDeNAベイスターズの所有のようだ。
ショッピングモールのようなものを建設するらしい。
その土地と弟の土地は接しており、そのままだと弟はそのモールに自由に出入りができてしまうのだが、交渉してその許可を得たらしい。
いつのまにか僕は弟の家を建てる(蔵をリフォームする)手伝いをしていた。
もちろん、工事の業者もいるのだが、その業者の連中がちゃんと仕事をしない人たちばかりだった。
すると、僕はその業者の社員になっていた。
場面が変わって業者の事務所にいた。
すると、一人の先輩が僕を「現場に行くから車に乗れ」と呼び出した。
弟の家の現場に着くと、広い土地と大きな蔵をみて、うらやましいなあと思う。
そして作業を始める。
すると作業中、先輩が怒り始めた。
「おい、ここ誰が作ったんだ!」
先輩が指さす方を見ると、細長い材木で組まれたドアの枠のようなものが作られていた。
しかし、それを触るとグラグラしていて、今にも倒れそうだった。
「お前が作ったんだろ、やり直せ!」
先輩が僕に言った。
でも、ここは別の先輩が作ったものだった。
また人のせいか!
もう弁解さえもしたくない。
リーダーの大工は誰が何を作っているのか管理もしてない。
作った本人の先輩大工は、知ったことかと無視を決め込んでいる。
他の大工もバカみたいな顔してダラダラと仕事をしていて、誰一人フォローしてくれる人などいない。
もうやってられない。
ついに頭にきて、先輩を全員どつきまわる。
これでもか、これでもかと怒りに任せて殴りまくる。
誰一人、向かってくる先輩はいない。
逃げ回る先輩たち。