教室のような場所で授業を受けている。
窓際の席に座っている。
黒板の方を見ても教師らしき人は見当たらない。
校舎は4階建てだろうか。
窓の外の景色を高いところから見下ろすように見ていた。
グラウンドが見える。
グラウンドの脇には建築中の建物があった。
新しい校舎だろうか。
鉄骨でできている。
建築中の建物の三階あたりまで工事車両が乗り上げて作業をしていた。
一台のトレーラーが資材を運ぶためにやってきた。
しかし、トレーラーの運転手がへたくそのようで、大型トレーラーの動きが不安定だ。
トレーラーは建築中の建物三階のギリギリのところを走り、停車しようとしていたその時だ。
トレーラの左側のタイヤが前後とも建物の端からガタンと落ちた。
それを見た現場の作業員の大きな声が聞こえた。
「危ない!」
その瞬間、トレーラーが建築中の建物の三階から落っこちた。
ビルの下には複数の白い営業用の軽自動車があった。
トレーラーは停めてあったたくさんの軽自動車を押しつぶした。
見る限り近くに歩行者はいなかったようだ。
教室はざわついた。
トレーラーが落ちた場所あたりで現場検証が始まった。
なぜか破裂した赤いボールが見つかった。
さっきまで誰かが野球をしていた時に使っていたゴムボールだ。
その時、仕事仲間のO氏が現れた。
現場に赤いボールが落ちていたことで、トレーラー落下の犯人に勘違いされるんじゃないか?とO氏は言った。
ふと見ると、青い大きなラグビーボールも落ちていた。
だから勘違いはされないんじゃないか……と僕は思った。