時計屋にいる。
たくさんの時計が見えるのだが、商品がない。
自分の頭の中だけにあるイメージの時計を売っているという、謎の時計屋。
それは「歌」のような「絵」のようなものを奏でる時計なのだが、歌でも絵でもない。
最初の3分の1の「絵」のようなところが重要だ。
3分の2以降は「歌」になっており、3分の1の「絵」の理由がわかるようになっている。
この時計の仕組みはとても納得ができるものだった。
怒っている人がいる。
以前住んでいた街の職員?いやブロガーO氏のように見える。
なぜか僕に怒っているようだ。
そこで時計屋の時計を見てもらうことにする。
この時計の最初の三分の一を見れば、恐らく怒りは収まるだろうと思ったのだ。
ふと時計屋から外を見ると夕方だった。
そろそろ帰らなければならない。
妻と一緒に帰宅の途に就いた。
ところが歩いて帰宅する途中で妻を見失った。
バス停の辺りに妻が大勢の待ち客と一緒に並んでいるのを見つけて近寄ると、松葉杖をついて足を引きずっていた。
いつのまにか妻は足を悪くしたようだが、よく考えると妻は足は悪くない。
誰だろうと思ったら大学時代の学部の同級生のKだった。
Kは松葉杖を引きずりながら「どうせならバスに乗ろうと思った」と言う。
僕がバスじゃなくて歩いて行こうと言うと、しぶしぶ同意した。
ふと横を見ると、同じく大学時代の同級生のHがいた。
ただ黙々と歩いているのだが、大学の付近の「道」に不満があるようだ。
KとHと一緒に歩く。
そのうち松葉杖のKのペースが遅れていく。
Kを心配してKのペースで一緒に歩く。
坂を上っていく。
Kは坂でもちゃんと歩けそうだ。
そう思ったらHがどこまで歩いて行ってしまったか心配になった。
速足でHのところまで行って、今度はHと一緒に歩く。
坂を上って見晴らしの良い公園のような場所に来た。
そして、時計屋の想像上の時計のことを思い出す。
「そうだ、KもHも時計の最初の三分の一のところを見てもらうんだった」
KやHに適合した時計があるのだ。
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翌日、Hから1年ぶりにLINE