実家のリビングと、その隣の部屋の和室が見える。
和室の北側には今はもうない茶箪笥(ちゃだんす)が置いてあった。
その上には、おかしの入った缶が置いてあり、そこには小さな犬が寝ていた。
黒い小さな洋犬。
ふと見ると、その黒い洋犬はいなくなっていた。
外へ逃げてしまったようだ。
夜になって雨が降ってきた。
リビングの掃き出し窓を開けて心配そうに外を見る。
すると、小さな黒い洋犬が帰ってきて、自分でそそくさと掃き出し窓から入ってきた。
洋犬は犬用の青い服(パジャマ?)をさっと着て、寝る準備を始めた。
それを見ていた僕、実家の母、その他何人かの人は「偉い子だねえ」と感心。
しかし、そのまま茶箪笥の上に置いてある缶の中に戻るかと思ったら、リビングに敷いてある犬用布団にパタンと横になり寝てしまった。
なんか変だと思って洋犬の様子を近くで見る。
すると、頭が潰れて血が出て、今にも死にそうだった。
外で車に引かれたか、なにかに襲われたか、何かあったに違いない。
僕はそれをみて泣き叫んだ。
***
場面が変わった。
なんらかのレベルの低いことをしている。
自分と同じレベルの14段階のことをしている。
しかし、何か違う。
それだと、すぐに終わってしまう。
自分と同じレベルのものは自分が選ぶ分には納得がいくが、誰かに強制されるようなものではないのだ。
強制されてしまうと、それはそもそも自分にとってレベルが低いものなので、そのような感情が湧く。
次のレベルに行かなければならない。