システム開発の現場。
どこかのIT企業のオフィスだろうか。
良く知ってるようなメンバーがいるような、初対面のような、誰だかわからず。
オフィスは高層階にあるのだが、掃き出し窓があって、そこから数人でバルコニーのような場所に出る。
バルコニーには手すりがなく、まるで学校の校舎の2階以上の造りと同じだ。
高層階の手摺のないバルコニーから、都会の街並みを見下ろす。
低いビルの屋上で何か作業をする人たちが見える。
トイレに行きたかったのだろうか、なんと、そこからおしっこをする。
おしっこの先はビルのような建物なのだが、おしっこに触れると溶けていく。
徐々に溶けていくビルを面白いなと思って見ている。
すると、その隣のビルで何やら作業をしていた人たちのことが気になった。
この中に女子がたくさんいたので、さすがに立ちションがばれたらまずい。
そう思って立ちションをやめる。
ふと気がつくとコンビニのような場所にいた。
コンビニのトイレに行こうと思ったのだ。
しかし、コンビニ内のどこを見渡してもトイレの入り口がない。
そこでレジにいた女性店員にトイレを借りてよいか聞く。
するとトイレはレジの周りにたくさん並んでいる冷蔵庫がソレだと教えてくれた。
確かにレジの周りには大きな冷蔵庫のようなものが並んでいた。
見た目的にはコカ・コーラの自販機のように赤い色をしている片開きの冷蔵庫だ。
サイズは学校でよく見かける掃除道具入れくらいの人が一人立って入れるくらい。
これが5個くらい並んでいる。
これがトイレ?
レジの真ん前にあるし、これは使いにくいなあ。
5個くらいあるトイレの1つを開けてみた。
するとそこにはバケツが1つだけ置いてあった。
これはトイレではなくて、掃除道具入れのようだった。
トイレはどれだろう、2,3ドアを開いてみたらトイレが見つかった。
でも、こんなレジの前にあるトイレなんて恥ずかしくて使えないよ……。
トイレの前にそろそろ起きないといけない。
お目覚めの時間だ。
目覚めることは実は毎回記録されていた。
目覚めの一つ一つに名前が付けられていた。
例えば「目覚め1」「目覚め2」のような感じだ。
本来は大きな眼覚めである必要があった。
でも、それは無理な話。
小さな目覚めで妥協する必要があった。
小さな目覚めでも質が良ければ、それが良しとされたからだ。
しかし、なかなか良い目覚めが選択できない。
あれでもない、これでもない。
そろそろ起きる必要があったが、延々と迷っていた。