セレブが集まるバーのようなところにいる。
ホームパーティーのようにも見える。
たくさんの訪問客がいる。
しかし、このパーティーを誰が主催しているのかわからない。
自分が主催しているのかもしれない。
テーブル席に座っていると、二人の経営者が近くに座った。
二人のうちの一人が話しかけてきた。
しかし、その男の顔は眉間のあたりから半分に割れており、顔の中が見えていた。
男は何も説明をしなかったが、何らかの仕事上の事故でこうなったことが伝わってきた。
この男は、その業界では仕事ができると有名な男のようだ。
第三の目? だろうか?
この男のことを僕は知っていた。
間違いなく過去に一度会ったことがある。
しかし、誰だか思い出せない。
こうなってしまったことを後悔するそぶりもなく、笑顔で僕に話しかけてくる。
すると男は、手に持っていた砂糖?のたくさんかかったピザのようなものを僕にすすめた。
ぼくはそれを少しちぎって口に運ぶと、予想通りとても甘い。
「これは、●●の巣という食べ物だ」
と男に説明すると、男は不思議そうな顔をした。
「いや、本物の●●の巣じゃなくて、その形状から、そういう名前がついたんです」
念のため、説明をすると男は笑った。
すると、パーティーにいた若い女がどこかの男にたずねていた。
「××さんの顔見ていい?」
先ほどの顔が割れた男のことを興味本位で見たがっているようだった。
失礼しなことを言うやつだと思いながらも様子を見ていた。
すると女は、男の顔を見ながら楽しそうに会話を続けた。
なにごともなく少しホッとする。
ふと横を見ると、サラリーマン時代の同僚のOがいた。
何も話すことがなく、ただ、僕は窓の外を見ていた。