姪っ子がどこかにお泊りに行くことになった。
まだ小学生なので「一人でお泊りできるなんて感心だね」と周りから褒められる。
すると、諸般の理由で、お泊りの場所へ姪っ子を車で送ることになった。
妻が送ることになっていたのだが、仕事のため行けなくなったのだ。
僕はノートPCひとつでどこでも仕事ができるので、お泊りの場所へ姪っ子と一緒について行ってやれと言われたのだ。
そして、お泊りが終わるまで車で待っていることになった。苦笑
目的の場所へ着くと、そこには田舎暮らしの時に大変お世話になったお隣さん(Sさん)がいた。
よく来たねとSさんに歓迎される。
そのまま姪っ子は自転車にのってどこかへ遊びに行ってしまった。
ところで、Sさんは人にお金を貸していたようだ。
かなりの大金を貸していたのだが、その人は7割くらいしか返しておらず、残りをまだ返してなかった。
話を聞いて、困った人がいるものだと思ったのだが、でも、寛大なSさんはまったく気にしていなかった。
ふとトイレに行きたくなる。
Sさんにトイレを貸してほしいと言うと、道の向かいの建物にトイレがあるとのこと。
道の向かいには平屋の公民館、いや、オフィスのような建物があった。
その建物に入ると、そこは不動産屋だった。
Sさん(の親族?)が経営しているようだ。
トイレを貸してくださいと言って中に入ると、スタッフが二人いた。
一人はとても優しそうなお爺さんで、もう一人はお婆さんだった。
奥の方の一段上がった場所にトイレのドアがあった。
二人は、どうも僕に恩義を感じてくれているらしい。
過去に僕はSさんのために、なにか親切なことをしたようなのだ。
そのため、いつでもトイレを借りにおいでと言ってくれたのだ。