大きなテレビが見える。
亡き父と一緒に家族でテレビを見ている
父はテレビの画質が悪いという。
いや、テレビの画質はいい。
ビデオで撮ったものを見ているから画質が劣化して悪く見えるんだ。
昔のVHSのビデオテープがビデオデッキから出てきた。
二階の弟の部屋に行く。
家は三階建てで、各フロアに天井が無く、すべて吹き抜けになっていた。
それなのに二階はキッチンで、三階は弟の部屋という妙な家。
弟は言う。
二階のキッチンの青い網のかかった戸棚の中に妙なドリンクがある。
ちいさな瓶に入った茶色い液体。
麦茶のように見えるが、それが呪われているとのこと。
二人の小さな子供もおなじように言う。
甥っ子と姪っ子だろうか。
僕も確信した。
「やっぱりここ(霊が)いるよね」
と三人に向かって笑いながら言う。
部屋の端っこをぐるりと回る細い通路がある。
その細い通路をつたって三階に行く。
弟の部屋にいくと、全身が白くて、おしゃれなシルバーの曲線が所々に入ったマネキンのロボットがいた。
そのマネキンは武器を持っており、部屋に入ってくる者を殺そうとしてくる。
どうにかマネキンを取り押さえた。
場面が変わった。
汚い小屋が見える。
あぁ、あの性格の悪い男の経営するパン屋だ。
男はあいさつもしない
隣を見ると、鬱病になって教師を辞めた男がいた。
ふたりで、この汚いパン屋にやってきたようだ。
とても気分が悪くなる。