カフェのような、ファーストフードのような場所にいる。
天井が高く、客席と客席の間は背の低い仕切りがあって見通しが良いつくり。
どうもマクドナルドっぽい。
しかし、客は子供ばかりだ。
僕はその子供の客らとスマホでゲームをしていた。
ポケモンを取り合うゲームのようだ。
ポケモンというのは(もちろんアニメなので本物ではなく)、小さなぬいぐるみのようだ。
まず、その小さな手のひらサイズのポケモンの形をしたぬいぐるみを自分で作るのである。
手作りなので割と時間がかかる。
スマホにはみんなが持っているポケモンのリストが表示される。
そして、一人ずつスマホ上でサイコロのようなものを振ると、そこにランダムで勝敗が表示される。
グレーアウトしたポケモンが「負け」である。
そして負けると、勝った人にそれを没収される。
隣にいた小学1年生くらいの男の子が落ち込んだ表情で言った。
「せっかく作ったのに、負けてポケモン取られたら悲しいよねー」
僕はそれを聞いて、「そうだねえ」と同意する。
すると今度は、客席と客席を仕切る背の低い手摺みたいなところに座ったり横になったりしてゲームをしていた小学5年生くらいの女の子が明るい感じで言った。
「(取られたら)もう一回ゲームをやればいいんだよ」
小学生だったが、妙に大人びていた。
ゲームは続いた。
そろそろ飽きてきて店を出ようかと思うと、サラリーマン時代の同僚のIとYから電話が入った。
何の要件かとたずねると、学園祭で「任天堂」の屋台をやるから一緒にやろうとのこと。
おそらくゲームを販売する屋台だろうけど、よくわからない。
でも、ものすごく楽しそうだ。
しばらくすると、店の出入り口にIとYがやってきた。
お互いに顔を見合わせてニヤニヤする三人。