実家の友達のHIとロシアに行くことになった。
半そでを着ていたから寒い。
HIは「そんな服装で来るからだ」と僕に言う。
ふと地図を見るとヘルシンキとかトロントと書かれていた。
ヘルシンキはフィンランド、トロントはカナダ。
ロシアではない?
でも北の寒い国にいることは確かみたい。
それにしても夜空が綺麗だ。
そろそろディナーの時間だけど、どこでご飯食べようかな。
周りを見渡すと色んな店があった。
とあるアメリカンな感じのお店の駐車場までやってきた。
この店で食べようかどうかとずっと駐車場で迷っていた。
すると一人の女が現れた。
この女もこの店で食べようかどうか迷っているのだろうか。
その時、女店員が店の外に出てきて「中へどうぞ」と僕らを案内した。
それを聞いてさっきの女が言う。
「この店は酷い。ランチを食べたが注文したものも出てこなかった。それなのに高額な金額を支払わされた」
どうもお店で酷い目にあったから僕らに教えようとしていたのだ。
すると店の中から悪そうな男の店員が出てきた。
悪そうな男店員は必死に否定した。
「ランチの件は何かの間違いだ。ディナーではそんなミスはしない」という。
少し不安だったが男店員に案内されて店の中に入る。
そして席についてメニューを見始める。
男の店員は奥へ引っ込んで女の店員に接客が変わった。
女店員はこちらの様子をチラチラと気にしていた。
どことなく困ったような表情をしていた。